ヒノキチオール
ヒノキチオールとは
タイワンヒノキから発見された、化学的に非常に珍しい7環構造をしたフェノール系の物質。日本国内ではヒバ、クロベなどの樹木から抽出できる成分。
優れた殺菌力や抗菌力があり、低濃度でも多くの雑菌類やカビ類・ダニなどの増殖を抑える力があることから、香料などの食品添加物や台所用品など幅広い分野において利用されている。
また、古くから樹液が火傷や切傷の民間薬として利用されており、現代でもアトピー性皮膚炎の軟膏や口内炎の治療薬として利用されている。また、収斂(しゅうれん)作用やメラニン抑制効果があるため、化粧品やへケアアイテムなどに医薬部外品成分として利用されている。
育毛剤としての効果
殺菌効果、抗菌効果があるため、頭皮を清潔に保ってフケ・かゆみを抑えたり、頭皮の炎症を抑ぐ効果がある。また、収れん効果により毛穴を引き締め、皮脂分泌を正常にすることで健康的な頭皮にすることができる。
さらに、細胞を活性化させる効果があり新陳代謝がよくなることから、頭皮の血行が促進され、髪に十分な栄養が届くようになることで抜け毛を防ぐ効果も期待できる。
成分の注意点
天然由来の成分だが非常に殺菌力が強いため、大量に塗布すると肌トラブルを起こす恐れがある。
育毛剤に配合されている濃度であれば問題ないといえる。