アルニカ花エキス
アルニカ花エキスとは
アルニカは中・南部ヨーロッパに原生するキク科の植物で、日本では「ウサギギク」といわれています。
花部分には150種類以上もの有用な成分が含まれており、古くから民間薬として使われていました。
消炎作用、解熱・鎮痛作用、創傷治癒作用など腫れや痛みを鎮める作用があり捻挫や打撲、リウマチなどに用いられてきました。
また保湿や血行促進効果が期待できることから、化粧品や育毛剤、シャンプーなどにも配合されています。
育毛剤としての効果・役割
フラボン、タンニン、トリテルペンなどの有効成分が抗酸化作用、血行促進、消炎に効果があります。
抗炎症効果によりフケ・痒みなどの肌トラブルを防ぎ、血管拡張作用により血行が促進され毛根に栄養がいきわたるようになります。
また毛穴を引き締める効果や保湿効果もあるので頭皮環境を整える効果もあります。
天然由来の成分で育毛剤の成分としてはポピュラーです。
成分の注意点
天然由来の成分なので基本的には問題は少ないですが、抗酸化作用成分であるフラボノイドやアルニキンが毒性を持っているため、口からの摂取は危険とされています。
また、キク科アレルギーを持った人は、念の為にパッチテストを行った方がよいでしょう。