シャクヤクエキス
シャクヤクエキスとは
シャクヤク(芍薬)はボタン科の多年草で、ボタンに似た大きく鮮やかな花を咲かせるアジア大陸原産の草木。
シャクヤクエキスは、主にシャクヤクの根から抽出されたエキス。シャクヤクの根はひげ根や皮を取り除いて漢方薬として用いられており、鎮痛作用をはじめ、抗炎症作用、血行促進作用、平滑筋弛緩作用があることから、こむら返りや婦人病、慢性胃腸炎などの薬として利用されている。
また、皮脂バランスを整えながら保湿をする効果もあるため、美白化粧品や脂性肌用化粧品などに配合されている。
育毛剤としての効果
シャクヤクエキスに含まれるペオネフリン、ペオニンなどの配糖体には、血行促進、消炎・抗炎症効果がある。頭皮を清潔に保ち、フケ・痒みを防いで頭皮の炎症を防ぐと同時に、血流を促進することで毛乳頭に栄養を届けることができる。
皮脂バランスを整える効果があるので、毛穴がつまることによって起こる頭皮トラブルを防ぐほか、育毛剤成分の浸透を促進する効果が期待できる。
また、保湿効果により乾燥を防いで頭皮に潤いを与え、育毛環境を整える効果が期待できる。
成分の注意点
植物由来のエキスなため、副作用の心配はほとんどなく、安心して利用できる成分と言える。