毛母細胞・毛乳頭活性作用を持つ育毛剤の成分|育毛剤徹底比較-薄毛対策研究所

毛母細胞・毛乳頭活性作用を持つ育毛剤の成分

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髪の毛の元となる毛母細胞を活性化することで育毛を促進するために育毛剤に含まれている成分について紹介しよう。

毛母細胞の細胞分裂と毛周期の関係

毛髪は毛母細胞の細胞分裂によって、長く太くなって成長していく。

毛母細胞の細胞分裂には、毛周期と呼ばれるサイクルがあり、毛髪が最も成長する時期である「成長期」、成長が鈍化するのが「退行期」、成長が止まり髪が抜け落ちる時期が「休止期」と呼ばれる。

頭髪は他の体毛と異なり毛周期の「成長期」の期間が長く、この期間は、3日で1ミリ程度伸びていくが、「休止期」に入ると毛髪が抜け、毛母細胞は休憩の期間となる。

身体にある毛母細胞すべてが同じ毛周期ではなく、成長期、退行期、休止期のいずれかの状態にある毛母細胞が同時期に存在する。

そのため、レーザー脱毛等は成長期の体毛にしか効果が無いため、休止期の毛某細胞が成長期になるまで期間をまつ必要があるため、時間あけて複数回照射する必要がある。

毛母細胞と毛乳頭の関係

成長期の毛母細胞が細胞分裂を起こすためには毛乳頭という細胞が深くかかわっている。

頭皮の毛細血管と直接つながっている毛乳頭は、毛細血管から送られた栄養や酸素を毛母細胞に送る役割と、成長期の毛母細胞に細胞分裂を指示するシグナルを発生させる役割がある。

そのため、髪の毛が成長するには、正常な毛周期に合わせて毛母細胞の細胞分裂が行なわれるだけでなく、毛母細胞に栄養と酸素、細胞分裂のシグナルを送る毛乳頭が正しく機能することも重要になるということ。

毛母細胞が活性化しない原因

毛母細胞は、脱毛用のレーザーやニードルなど強い刺激でないと外部からの刺激ではなかなか破壊されない。そのため、ハゲの状態にある頭皮には、毛母細胞は存在するが盛んに細胞分裂を行なえていない状態と言えるだろう。

毛母細胞が髪の毛を生産できていないのは、老化によって細胞分裂が遅いあるいはできない、毛乳頭から送られるはずの栄養や酸素が届かない、もしくは毛乳頭からの細胞分裂の指示が無いといったことが原因として考えられる。

毛母細胞、毛乳頭の活性化に影響する育毛剤の成分例

このような原因から、育毛剤には、毛乳頭や毛母細胞の老化を防止する、頭皮の毛細血管に栄養や酸素を供給する、毛乳頭のシグナルを活性化させるための成分を含んでいる場合が多い。

毛乳頭を活性化するペンタデカン酸グリセリドや毛母細胞の活性化につながるヒノキチオール、男性ホルモン抑制作用も持つセンブリエキス、昆布などから抽出したフコイダンを含む海藻エキス、血流を改善することで細胞活性につなげるジオウエキスなどがある。

頭皮は様々な細胞が関わるデリケートな場所

毛母細胞も毛乳頭細胞も頭皮わずか数ミリに存在する複雑な細胞。細胞自体が強くても、紫外線やブリーチなどの物理的な刺激によって、髪を生む働きが弱まってしまうため、頭皮のケアを心がけていきたい。